幼児的万能感ってなに?子供のようなプライドを持ち続けている問題点と解決策について
自分は周りよりもすごくて、何でもできるし、何者にでもなれる。こういった感覚を幼児的万能感と呼びます。
子供から大人になるにつれて、いい意味でなくなっていくものですが、大人になっても幼児的万能感を持ち続けてしまい、周りに悪影響を及ぼしてしまう人がいます。
この記事では、幼児的万能感について、また問題点とその解決策についてご紹介していきます。
幼児的万能感ってなに?
幼児的万能感とは、言葉の通り、子供のように精神的に未熟で成熟できておらず、自分は何者にでもなれる、何でもできるという万能感のことを指します。
幼児的万能感は、子供の頃であれば、誰しもが持っているものです。
「自分もウルトラマンみたいになりたい」「自分は世界を変えるような人間になりたい」「何者にでもなれる気がする」、こういった感覚は、幼少期であれば決して悪い感覚ではなく、親からの愛情をしっかりと受け取っているからこその感覚だと言えます。
根拠のない自信を持っている人がいますが、これは幼少期にきちんと愛されていた名残だといえます。
しかし、誰しもが幼少期に持っている幼児的万能感を大人になっても、薄れることなく持ち続けてしまうと、周りに悪影響を及ぼしたりしてしまう原因になります。
幼児的万能感が引き起こす問題について
幼児的万能感は、大人になるにつれて、自分の能力の限界や周りとの比較、また自分の得意不得意を理解して、徐々に薄れていくものです。
しかし、中には幼児的万能感を持ち続けたまま、大人になってしまう人がいます。
体はすっかり大人になっていたとしても、中身は子供という「アダルトチルドレン」という状態です。
アダルトチルドレン、幼児的万能感を持ち続けていると、できない自分を受け入れることができず、周りを否定してしまう傾向があります。
その結果、自分を認めてくれない社会が悪いんだというように考えてしまい、引きこもりになってしまうことがあります。
また、自分を肯定するために、相手をコントロールしようとする傾向もあります。
家庭内暴力などの原因は、幼児的万能感を持ち続けていることが関係しているケースが多くあります。
幼児的万能感を克服するための方法
幼児的万能感を克服するためには、失敗経験と成功体験のどちらも必要になります。
失敗体験があれば、自分の力量を知ることができ、そこから成長することができます。失敗を受け入れるということが、幼児的万能感を克服するためには大事になってきます。
また、失敗経験だけではなく、自分で何かをやると決めて、それに対して努力をして結果を出す「成功体験」も大事になります。
成果の大きさは関係ありませんが、自分で何かを決めて行うことが重要です。
失敗経験と成功体験の両方を経験することができれば、自然と「今の現状を受け入れて、努力する」ということの大切さを身に染みて感じることができるようになります。
それが結果として、幼児的万能感を克服することにつながります。
家族や大切な人が幼児的万能感を持っていて、その状況に困っているという人は、私たちにご相談くださいませ。どういったアプローチで接することが理想的なのかなど、具体的にサポートさせていただきます。
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それらの多くは、幼児的万能感が原因となっている傾向が非常に多いです。
もしも、家族や大切な人が、引きこもりになっている。家族や大切な人から暴力をふるわれている。こういった現状に悩まされている方がおられましたら、弊社までご相談くださいませ。
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